【第7回】変身(8/7読了)
おはようございます。涼歌です。
今回は、言わずと知れたフランツ・カフカ著の「変身」です。
ある朝、主人公のグレーゴルが目を覚ますと、自分が巨大な虫に変わっていることに気がつく。自分の発する言葉は両親や妹などの人間には全く伝わらず、しまいには家族にも煙たがられ・・。結局、グレーゴルが虫になってしまった原因も明かされず、読者としては消化不足と言わざるを得ない。
世界最高傑作の一つだとか言われるが、面白くも何ともないし、そもそもなぜ虫になった原因を明かさないのかわからないし、普通巨大な虫が現れたら、警察や軍隊に報告して駆除するだろ?としか思えない。
設定が斬新なだけでは、と個人的には思うが。
何やら色々な解釈がなされているみたいだが、要するに「世の中は突然思いもよらないことが起こる理不尽な世界である」ことを著者は言いたいのであろうか。
■評価(10段階、5が平均)
★4…世界的に評価されるだけに一見の価値はあると思う。が、先述したように消化不良は否めない。
ではまた。